驢馬

会話の中で、人の話を自分の話に持っていく人がめんどくさい。まだまだ掘り下げれば色んなエピソードが出てきそうにもかかわらず、それを断ち切って自分の話に持っていく。常に自分自分、自分が主人公。自分はすごいやつ、だからもっと注目されるべき、もっと自分のことを見て自分のことを引き出せ。

あーめんどくさい。

薄っぺらい人だなと思う。だからこういう場所にいるんだろうと思う。やっぱり場所が場所なだけに、ここにいる私のような年齢の人間はどこかおかしな性格である。もちろん私も例外ではない。多分、足して二で割るくらいでちょうど良いのだろう。

それに気付くことが出来ない人は、どことなく裸の王様のようで、滑稽でもあり、かわいそうでもある。私にできる事はそうならないようにいること。それだけである。