車時

朝、車で右折しなければいけないところを、そのまま直進してしまった。ちょっと別のことを考えていたという理由もある。しかしこういう間違いはしない人間であるため、自らの加齢に頭を抱えてしまった。

時の流れに反することなんて出来ないので、それを柔らかく受け入れることしか出来ないのだが、やはり過信してまだそれを認めたくない己がいることも確かだ。

先日、とある問題を指摘され、ついつい感情的になってしまって、私はそんなことはしていない、とやや強く言ってしまい、その圧に押されたのか相手も、それは済まなかったと謝ってもらう結果になってしまった。その時はそれが私の正義だった。私が規則を破ることなんてあるはずがないと、まさしく過信していたのだ。ついうっかり、という、この可能性から完全に目をそらしていた。

冷静に考えてみると、そのついうっかりという可能性が50パーセントほどあるように思える。今となってはどちらが正しいのかわからない状態だ。

自分を信じることは確かに大切なことだ。しかし、それと同時に謙虚さも大切だ。

あの場で否定したことは問題ない。問題なのはその言い方だ。自尊心を守りつつ謙虚さも持ちながら相手に伝えなければならない。

謙虚さが欠けていた。反省。