禾坂⑧

とうとう夢にまで見るようになってしまった。

乃木坂46の話である。

今朝起きる間際に見た夢。私は乃木坂46の一員としてミュージックステーションに出演していた。おっさんにもかかわらず、である。そこをおかしいとおもわないところに夢の怖さがある。

そして出番。私は三列目向かって右の角のポジションだ。隣には推しメンの斉藤優里。夢だけあって都合の良いポジションだ。そして始まったは良いが私は全くフリがわからず周りを見て真似している状態。スペックは現実の私のままなのだ。見様見真似でごまかせるはずがなく、私はその居心地の悪さにステージから逃げ出し、袖に隠れた。そしてテレビに映し出されたであろう自分の姿を恥じた。気が付くと私は衣装ではなく普段着を着ていた。

このあたりでこれは夢だと気付いたのだが、目が覚める直前まで心配をしていた。

 

こういう夢を見るということは頭の中が乃木坂46で一杯になっているということであり、もちろん自覚もある。ちょっと最近はその頭の中に占める割合が高すぎるような気がする。

そろそろ真面目に学問に取り組まなければならない。

このままだと本末転倒になる。