禾坂④

美しいものは誰が見ても美しいのか?

答えは否だ。

美の価値観というのは人それぞれだからだ。

このことは比較してみればよくわかる。

五つぐらい美しい風景があり、どれが一番美しいか百人に尋ねても、百人全てが同じ景色を選ぶことなんてありえないのである。

 

だから、例えば乃木坂46のメンバーである。

白石麻衣は美しい。これは万人が認める美しさであると思う。では乃木坂46の中で一番美しいか?となってくると話は変わってきて、個人的な価値観が入ってくるのである。今で言えば齋藤飛鳥の方が美しいのではないか、また、松村沙友理も美しさでは決して負けていないのではないか、などと迷うことになる。

さらに外見的な美しさの話だけでなく、内から醸し出す美しさになってくるとまた複雑になってくる。

例えば西野七瀬だ。決して美人顔ではないと思う。愛嬌というわけでもない。ただ、なぜかその笑顔に惹きつけられる。彼女に関しては理屈で説明出来ない何かがある。

生田絵梨花に関しては、無の美、という言葉が当てはまる。もちろん彼女は多くの才能に恵まれ様々なものを手にしているが、その瞳は草一つ生えていない無の空間、宇宙空間的な美しさをもっているのである。

表現が難しいため、考えをまとめた上で、各個人における考察は日を改めて書き綴りたいと思うが、結局何が一番言いたいかと言うと、私は斉藤優里推しだということ。彼女のおかげで今がある。彼女のおかげで明日をまた迎えることが出来る。乃木坂46と私を繋いでくれる架け橋が彼女だ。