笑門

日常生活において意図的に笑いをとる方法は大きく分けて二つ。動きか言葉か、この二つだ。

動きは力技的なところがあるので、私には向いていない。したがって言葉だ。

この言葉にも二つ種類があって、エピソードで笑わせるやり方と、即興で笑わせるやり方がある。

このエピソードトークというものが私にはどうも苦手で、オチに向かって筋道を立てて長々と話すことが不得意で、おそらくこれは私の短気の性格が関係しているのであろう。早くオチに向かおうとして失敗してしまう。せっかくのエピソードが台無しである。

その代わり即興は得意なような気がする。誰かが言った言葉に対して、一言二言返すだけで大きな笑いを生むことが出来る。

良く言えば頭の回転、ヒラメキというものが人より優れているのだ。これに伴って私は本も読むため少し小難しいことも言える。その辺が受け入れてもらえる要因なのだろう。

笑いは人と打ち解け合う大きな要因の一つだ。

苦手なものは仕方ないとして、得意なものを武器としてこの社会を生き抜いていけたらなと思う。